イラクの女性が吐き棄てるように言った言葉、「ブッシュがくれた唯一の自由は、銃を持つ自由だ!」…。イラク戦争以前は武器など持ったことのない平凡な家庭、戦争が始まってからは、‘目に見えぬ敵’に怯え銃が無くては安心して暮らせないと…。(NHK)
‘目に見えぬ敵’…。アメリカ兵、テロリスト、略奪者、異教徒過激派…。一般庶民は無防備である。自己防衛するしかない。イラク人ばかりではない。イスラエル人も同様の様だ。いつ何時、テロリストに襲われ、パレスティナ人に復讐されるか判らない。銃は必需品となり、必ず枕元に置いて寝る人も多いと聞いた。銃は簡単に入手できる世界である。
「自己防衛のためなら、人を殺しても仕方がない」と言う考え方が伝染病の如く世界に蔓延している。更に、「危険な敵を先制攻撃して抹殺する発想」も芽生え始めている。全て「自己防衛の論理」である。
「自由」と言っても、「自由を奪う自由」は次元が違う。人間が人間を殺す行為は、‘戦争’以外では「人間の最悪の行為」「一番重い人間の罪」として扱われ、封印されてきた。人を殺す行為は人間が本来持ち合わせる一種の「魔性」の為せる業だろう。9.11同時多発テロ事件、テロリストは封印を解き放ち、アメリカは‘テロ戦争’と言う名目で「魔性のウィルス」を世界にばら撒いてしまったようだ。
アメリカは中東を新兵器の性能を試す実験場として使っている。イスラエルはアメリカの実験請負国であり、兵器のバイヤーとして安定的利益をアメリカにもたらしている。世界各地で武器が氾濫しているが、大半はアメリカ製だろう。銃弾も大量消費されている。武器産業は不況の時ほど取扱量が増え、利益が上がる産業である。
昨日、ドイツで、アメリカで、若者による銃乱射事件が発生、多数の犠牲者が出た。自殺を覚悟した上での犯行である。自分を自殺に追い込んだ社会に復讐する行為だったのだろうか? 無差別殺人である。何かを社会に訴えるためには、センセーショナルにする方法が一番であり、その方法は、なるべく犠牲者を多くし、マスコミに大きく取り上げて騒いでもらうことだろう。人生最後の「表現の自由」、しかし、「他人の自由を奪う自由」はない筈だ。単純な「銃の所有」云々の問題ではない。自爆テロも基本は同じだろう。日本で度々発生するナイフによる無差別殺人も同じだろう。根本問題は封印しなければならない「魔性」の蔓延る社会にあるだろう。今に始まったことではない。長い歴史の到達点だろう。‘ホロコースト’も「魔性」の為せる業、「原爆」も「魔性」の為せる業だろう。人間をテロリストに追い込むのも「魔性」の為せる業に違いない。
「自由を奪う自由」な行為は許されるのか? 戦争の名の下に行使する「自由を奪う行為」は許されるのか? 蔓延してしまった「魔性ウィルス」、どうやって駆除し、封印するか…。「人類の転機」「現代文明の転機」に差し掛かっている気がする。


by iza-bear
イスラエル挑発・・・違法入植…