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インド‘将棋倒し’で死者175人、何故‘将棋倒し’が起こるか・・・

2008/10/01 19:20

 

 

インド西部、ラジャスタン州、タール砂漠の入り口にジョドプールと言う街がある。別名ブルーシティ。ジャイプールの「ピンクシティ」、ウダイプールの「ホワイトシティジャイサルメールの「ゴールデンシティと色の付く有名観光都市のひとつである。5年ほど前に行ったが、街の建物は青色に統一されている。近くから見れば極めて雑で粗末な青ペンキ塗りの建物だが、遠くから見ると、さすが「ブルーシティ」、茶褐色の砂漠の大地に映え、ほっとする美しさである。砂漠の‘オアシス都市’と言うところか。ジョドプールは旧マールワール王国の首都、多くの財閥を輩出した地でもある。‘マールワリ’と言えば、インド人なら誰もが知っている商人である。「ブルーシティ」の丘の上に「メヘラーンガル城砦」があり、今でもマハラジャが所有している。その頂上部分に「チャムンダ・デビ」と言うヒンズー寺院がある。ここが将棋倒し大惨事の現場である。

 

ヒンズー寺院には行かなかったが、確かに狭い坂道の参道だった記憶がある。しかし、8月にはヒマチャルプラデシュ州のヒンズー寺院で‘将棋倒し’で、162人の死者が出た大惨事が起こったばかり…、何故インドでは‘将棋倒し事故’が多いのか、分析してみた。

 

930日は、ヒンズー教の女神‘ドゥルガの祭り’の初日、朝早くから多数の参拝者が寺院に殺到していたそうで(推定12,000人)、事故発生は、朝5時半頃、事故の発端は、壁が崩れたと言う説や、小さなボールが破裂し、誰かが「テロ」と叫びパニックとなった、と言う説が報道されている。それは兎も角、インドで将棋倒し事故が頻繁に発生する背景には、様々な背景がある。

 

    圧倒的に人間の数が多い。現在の人口は115千万人。面積は中国のほぼ三分の一、日本の8.8倍である。従い、人口密度は、ほぼ日本と同じである。1年で2,000万人も人口増加する国、年々人口密度が高くなる。

    「我先に」と言う習性がある。兎に角、「早く前に」とやたら急ぎ、他人の迷惑を顧みない。いつもはのんびり「インディアン・タイム」なのだが…。因みに、インド人の血液型は、圧倒的に「B型」が多い

    体型は「肥満体」、「肥満」を「美」とする国民性がある。運動は余りしない。従い、運動神経はかなり鈍いと思われる。

    女性の服装は、サリーとサンダル。とっさの時にはどうしようもないスタイルである。

    信仰心・宗教心が厚い。宗教的行事には一族郎党で参加する。当然、祖父母、現役夫婦と子供を引き連れての参拝、老人・女性・子供の数は成人男性より多い筈である。

    寺院の道は狭く石畳が多い。石の大きさはまちまちだが、かなり大きい石が多く、坂道だと滑り易い。通常混雑する時は、男性と女性が別々の列を作って参道を歩いていくが、列は乱れ易く、隙間のないほど道一杯に広がってしまうケースが多い。

    インド社会は‘口コミ’世界、伝言ゲームのようになる。正確な情報が伝わらないケースが多い。又、直ぐ大騒ぎし、全員が大声でわめき始める習性がある。従い、誰が何を言っているのか,何を注意しているのか良く判らない状態に陥り易い。

    インドの警官はいい加減である。危険な状態であっても、事故が起こるまで何もしない。事故が発生した後、慌てて動き出すだけである。あまりに混雑して、なす術はなかっただろうが…

 

様々な原因が考えられるだろうが、インド人の性格から起こる事故とも言える。1年に何回も起こる‘将棋倒し’事故、これからも繰り返し起こるだろう。死者の数は、テロの犠牲者よりも遥かに多い。‘テロ’より怖い‘将棋倒し’、死因は圧死、窒息死…。変わらぬインドの一面である。

 

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