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「怒りのアフガン」…米軍コーラン焼却事件…

2012/02/22 17:02

 

 

アフガン国民は激怒している。米軍2名の愚かな「コーラン焼却」事件、「怒り」の波はアフガン各地に広がりつつある。抗議デモ発生以来、アメリカは「怒り」を収束させる事に懸命になっており、珍しく直ぐ「謝罪」した。謝罪だけでは、アフガン国民の「怒り」は収まるまい。アフガン国民の日頃の不満は過渡に鬱積している。鬱積した感情のはけ口は、デモによる‘集団行動’、‘集団暴動’…。アメリカの撤退戦略に何らかの影響が出る事は必至である。「軽率な事件」が「大きな転機」の契機となるかも知れない。

 

愚かな事件…。事実は調査中(‘調査する’と説明して有耶無耶にしてしまうがアメリカの常套手段だが…)と米軍司令官は説明しているが、報道によれば「上司より刑務所内にある図書館の書物を除去・排除する指令が出され、米軍担当者が焼却処分しようとした」のが事の発端のようだ。問題は、その書物の中にコーランや宗教関係書類が含まれていた事だ。米軍担当者は‘何も考えず’焼却処分しようとしたらしい。‘何も考えず’と言うのが根本的な誤りである。

 

アフガン人職員が気付き、慌てて止めさせ、火を消し、半ば焼かれてしまったコーランの残骸を刑務所外に持ち出し、騒ぎ出した。昔は口コミ、今は携帯、この情報は「あっという間に」アフガン全土に伝わった。激怒したアフガン人、「アメリカに死を」と激しい抗議デモを展開している。米軍関連施設への投石=暴動も起きている。抗議デモはアフガン全土に広がる勢いで、米軍は厳戒態勢をとっているようだ。抗議デモが荒れても、米軍は発砲できない。発砲すれば、今までの‘アフガン・テロ戦争’が「無に帰する」ことになる。

 

慌てたアフガン駐在の国際治安支援部隊司令官、そして米国防長官も、‘即刻’対応、「非常に不幸な事件」としてアフガンに謝罪した。いつもながらの表現であるが、米軍担当者の処罰は出来ない。「書類の焼却」で処罰する訳にも行くまい。

 

「コーラン焼却事件」「イスラム教侮辱事件」は、この10年だけでも何回も起きている。その度に、激しい抗議デモが世界各地で起きてきた。イスラム教やコーランを侮辱した場合、どのような事が起きたか、米欧は何を学んできたのだろうか? 特に、イスラム圏で地上戦をする場合、イスラム教徒の心を掴む事、イスラム教徒を敵に回さない事は「基本中の基本」だろう。

 

去年の4月にもアメリカで、狂ったキリスト教牧師がコーランを焼却し話題になった。アメリカ人は牧師の行動を「冷ややかに」且つ「批判的」に見ていたようだが、本音はイスラム教を「厄介で物騒な宗教」と思っているに違いない。コーランを焼却する事が、どれほどイスラム教への「侮辱」になるのか、何故イスラム教徒が激怒するのか、良く理解できず、むしろ「軽視」していたに違いない。米軍担当者のコーラン焼却は「軽視」の証だろう。

 

アフガン国内で起きた今回の事件、米軍担当者による侮辱行為、正に「火に油」である。米軍による誤爆で、アフガン民間人の犠牲者は増え続けている。アフガン国民の反米感情は根強い。汚職まみれのカルザイ大統領アメリカ傀儡政権…に対する国民の反感も根強い。アフガンには、「タリバンを受け入れる地盤」があるパキスタン国民に与える影響も大きい。

 

今回の米軍の不祥事に乗じ、タリバンの行動は間違いなく活発化する

 

もうすぐアフガンに春が来る。暖かくなればタリバンの行動も活発化する。今年は、どんな「アフガンの春」になるか…。全てアメリカ次第だが…。

 

 

P.S.

イスラム教では、傷んだコーランを処分するには、色々儀式的な作法があり、最終的には川に流すとか、土に埋めるとかあるそうだ。「処分」と言うより、「葬儀」に近いのかも…。

 

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コメント(2)

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2012/02/22 17:20

Commented by よもぎねこ♪ さん

>狂ったキリスト教牧師がコーランを焼却し話題になった。アメリカ人は牧師の行動を「冷ややかに」且つ「批判的」に見ていたようだが、本音はイスラム教を「厄介で物騒な宗教」と思っているに違いない。

 こういうの見ているとしみじみイスラム教徒って狂信者だと思います。
 狂っているのはアメリカ人の牧師じゃなくて、コーランを燃やされたと言って騒ぐイスラム教徒です。

 そしてコーランはイスラム教徒にとっては聖典でも、異教徒である私達には唯の印刷物です。
 
 自分のお金で買ったものなら、チリ紙交換にしても、可燃ごみに出しても文句を言われる筋合いではありません。

 イスラム教徒がコーランを燃やすのに怒り狂うのを認めるなら、仏教徒である日本人はタリバンのバーミヤンの石仏爆破に怒り狂って、日本にあるモスクを焼き打ちしても良い事になります。

 しかしそんな事はしないのです。 これが人間の理性と言うものです。

 その理性が欠如しているのがイスラム教徒です。
 厄介な狂人以外の何物でもないではありませんか?

 
 

2012/02/22 20:53

Commented by はぐれ雲 さん

その‘狂人’が16億人以上いるのが現実、しかも年々急増しています。
‘狂人’と決めつけても、何の解決にならない。
もっとも‘狂人’は、16億人のごく一部でしょうが、ごく一部と言っても
数が多い…。真面な理性で諭そうとしても厚い壁がある。
21世紀の難題でしょう。

 
 
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