天然ガスの値崩れで、アメリカのヘッジファンドが、9月の一週間だけで50億ドル!の損失を出し、他のファンドも数社解散に追い込まれているらしい。彼らは、中国やインドの急激な需要増や、大型ハリケーンの来襲を期待し、先物に手を出した結果である。然し、自作自演の喜劇とも言える。中国やインドの需要は、中長期的には確かに増えるだろうが、直ぐ増えるわけではない。大体、貯蔵タンクや製油所がないので、需要があっても輸入できない。ハリケーンは水物である。ファンドは皆‘プロ’と自負し、オイル高騰の可能性を大騒ぎし、投資家をあおり、、資金を集め、先物買い出動し、価格をを吊り上げ、結果、実需を背景に価格が下がり、損失を出す。産油国近辺に、原油を満載したタンカーが、行き先が決まらず、漂っている状況も散見されるらしい。バブルのように溜まったオイルマネーが、ファンドに流れ、オイル価格を吊り上げ、そしてはじけて行く。釣られてファンドに乗ってしまった金融機関や個人投資家もいるだろう。其れは其れでよい。然し、意図的に上げられた原油価格を押し付けられた一般庶民は、たまったものではない。巨額な資金が、物の値段を吊り上げる事が可能な時代。実需により‘しっぺ返し’を食らっても当然で、其れが自然の姿であろう。然し、ファンドの市場価格に与える影響力を考え、常時適正価格に市場を誘導する方策、若しくは巨額な資金を利し、過渡に市場を混乱を招くようなファンドの買い出動を制限する方策など、検討すべきだろう。ファンドの動かせる資金量が巨大になり過ぎている。市場原理では、どうにもならない。今後共、資源株が注目されるだろうが、ファンドがゲーム感覚で参入し、資源の価格を操作しかねない。要注意である。おかしなもので、原油が下がるのが、経済 不安要因というアナリストが多い。バーレル60ドル が安いと言う感覚麻痺。この感覚麻痺も怖い。


by iza-bear
イスラエル挑発・・・違法入植…